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「ましこ悠和館」開館 上皇さまが玉音放送を聴かれたホテル移築

疎開中の上皇さまが玉音放送を聴かれたホテルを改修したましこ悠和館=12日、栃木県益子町(根本和哉撮影)
疎開中の上皇さまが玉音放送を聴かれたホテルを改修したましこ悠和館=12日、栃木県益子町(根本和哉撮影)

 皇太子時代の上皇さまが疎開中に滞在され、その後廃業になった「南間ホテル」の建物を改修した「ましこ悠和館」(栃木県益子町)で12日、開館式が開かれた。終戦を告げる玉音放送を上皇さまが聴かれた「御座所」と終戦当時の新聞記事を展示する「平和のギャラリー」は13日から一般公開する。

 式典には高円宮妃久子さまと長女の承子さまが出席され、久子さまは「令和とともに開館した悠和館に、平和を考える機会を提供していただければ幸いです」と述べられた。

 上皇さまは皇太子時代の昭和20年、栃木県の日光田母沢御用邸から奥日光の湯ノ湖畔にあった「南間ホテル」に疎開された。同8月15日の終戦時には、別館2階の御座所で玉音放送を聴かれたという。

 ホテル廃業後の昭和48年、益子焼窯元「つかもと」が別館を益子町に移築して旅館やギャラリーなどに利用していたが、維持管理が難しくなり平成28年に町に寄贈。町が約2億円をかけて整備し、施設名も公募するなどして開館の準備を進めてきた。

 式典では大塚朋之町長が「平和について学べる宿泊施設としてオープンする。町内外の多くの若い方に来ていただきたい」と述べた。久子さまは「戦争を経験していない世代が大多数になったからこそ、平和について勉強し、各国との相互理解に努めなければなりません」と平和への思いを述べられた。式典の最後にはテープカットや記念撮影が行われた。

 悠和館には御座所のほか、上皇ご夫妻の写真などを展示した「平和のギャラリー」も設けられ、平和を学ぶ拠点として活用される。客室も5室設けられており、今夏以降には宿泊施設としてもオープンする予定だ。

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