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「深いことを軽く」関西が生んだ作風 田辺聖子さん死去

自身の刊行書籍などを飾った壁面の前に立つ田辺聖子さん=平成19年6月、大阪府東大阪市の田辺聖子文学館
自身の刊行書籍などを飾った壁面の前に立つ田辺聖子さん=平成19年6月、大阪府東大阪市の田辺聖子文学館

 6日に91歳で亡くなった作家、田辺聖子さんは「深いことを軽く、面白く」をモットーに多くの作品群を世に出した。その作風は一生を通じて離れなかった関西の風土から生み出されたものだった。

 恋愛小説の舞台は関西、登場人物は大阪の言葉。切ない物語にもどこか軽みがあり、ユーモアとたくましさが漂う。「徹底的な悪人や救いのない悲劇は書けない」という田辺さんは、自らの生活にも夢と楽しみを求め、大の宝塚歌劇ファンでもあった。

 エッセーの好シリーズにもなった「カモカのおっちゃん」として知られた夫、川野純夫さんとのおしどり夫婦ぶりは有名だった。平成14年に死別した後も「彼も私も同じようなことを考えてたから、国への悪口でも『おっちゃんが言いよんねん』て言って書いてた。私はカモカのおっちゃんなの」と話し、川野さんがいつまでも心の中に生きていた。

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