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バス廃止 車・免許離れで運転手不足 東京五輪にも影

都営バス=5日、東京駅前(大山文兄撮影)
都営バス=5日、東京駅前(大山文兄撮影)

 全国の路線バスで過去10年間に廃止された距離が、全路線の約2%に当たる1万3249キロに上ったことが明らかになった。免許取得の手間や若者の「車離れ」、さらには待遇面など、バスの運転手不足の要因はさまざま。影響は路線バスにとどまらず、チャーターバスなどの運転手が大量に必要となる来年の東京五輪・パラリンピックにも及びかねない状況だ。

 道路交通法によると、バスの運転に必要な大型二種免許を取得できるのは「普通免許を3年以上保有する21歳以上」と規定されている。運転手の求人を支援する会社「リッツMC」の中嶋美恵社長は「時間がかかるため、高校の新卒は採りにくい」と指摘する。

 若者の車離れも要因とみられる。国土交通白書(平成24年度版)によると、20代の普通免許取得率の減少は東京が特に著しく、3年には74・2%だったが、23年には63・5%に減少。さらに、大型免許取得には50万円程度の教習所費用がかかるとされており、「団塊世代が定年で抜けて運転手の数が減る中、若者が育つ土壌がない」(中嶋氏)。

 待遇面の課題も見え隠れする。日本経済団体連合会が約400社に行った調査によると、28年の平均労働時間が1972時間だったのに対し、バスの運転手は2520時間(国交省調べ)。待機時間などもあり、実際の拘束時間はもっと長いとみられているが、平均年収は448万円で他業種よりも1~2割程度低いとされる。

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