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【TOKYOまち・ひと物語】異世代ホームシェアを NPO法人「リブ&リブ」石橋代表理事

 この面談は石橋さんがほぼ1人で行なっている。入会金2万円、月会費3000円を徴収しているが、面談などに人を雇う余裕がないのだという。多忙な日々だが「誰かのためにやっているのは楽しい」と笑顔だ。

 27年から利用している練馬区高松の契約社員、宮本幸一さん(77)は、今年4月から東京歯科大1年生の高橋和(わたる)さん(18)と7人目となる同居を始めた。2人が交わした同意書には、高齢者に「プライバシーを保ち尊重すること」「インターネット環境を整えること」、学生に「週1回自分の部屋を掃除すること」「使用後の台所などは片付けること」などの取り決めが書かれている。学生は毎月高齢者側に光熱費代として2万円を支払う。

 宮本さんは子供たちが巣立ち、妻に先立たれ独り暮らしをしていたが、「部屋がもったいないし、寂しさもあった」という。「若い人のエネルギーがもらえるし、一緒に生活していると発見がいっぱいあって楽しい」と笑顔を見せる。

 仙台市から上京した高橋さんも「環境が変わり心細かったが、家事のやり方など分からないことを教えてもらえて心強い」と話す。

 内閣府の30年度の高齢社会白書によると、28年の調査で65歳以上の単独世帯は約656万世帯にのぼる。同白書は令和22(2040)年に65歳以上の独り暮らしの高齢者が約900万人になると推計している。

 「選択肢の一つとして、ホームシェアをいつかやってみたいと思ってもらえれば」と石橋さん。今後は奨学金返済がある新社会人なども対象に含める予定だ。

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