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【TOKYOまち・ひと物語】異世代ホームシェアを NPO法人「リブ&リブ」石橋代表理事

4月からホームシェアを始めた宮本さん(左)と高橋さん=5月24日、練馬区高松の宮本さん宅(吉沢智美撮影)
4月からホームシェアを始めた宮本さん(左)と高橋さん=5月24日、練馬区高松の宮本さん宅(吉沢智美撮影)

 一人暮らしの高齢者には寂しさと不安がついて回る。就学のため地方から上京する大学生も同様だ。ならば、一緒に住んでみたら-。NPO法人「リブ&リブ」の石橋●(=金へんに英)子代表理事は、両者を仲介して同居生活をサポートする「異世代ホームシェア事業」に取り組んでいる。(吉沢智美、写真も)

 ヒントになったのは、平成20年にスペインのバルセロナで見学した世代間交流ホームシェア事業だった。「高齢の女性が生き生きとしており、学生とお互いに、いろんなものを分かち合っていた」と振り返る。

 石橋さんは30年務めた在日アメリカ大使館を退職後、メーカー勤務を経て、「全ての世代の人々が役割をもって支え合う」取り組みを模索して欧州の10カ国以上を巡っていた。早速アイデアを持ち帰り、周囲に相談したが「日本だと無理だと思う」と否定的な意見が多かった。他人と2人きりで住むのは日本人には敷居が高いという理由だ。

 しかし、「これからは血縁なんて言ってられない。この事業が新しいライフスタイルになる」。24年にリブ&リブを立ち上げた。

 これまでに誕生した同居ペアは約20件。一般的なシェアハウスとの違いは、高齢者が自宅に住み続けられる点で、その代わりに独立した学生用の部屋と居間などの共有スペースがあることなどを求めている。学生は親元を離れて都内で勉強していることが条件だ。申し込み者とは1カ月から半年かけて面接し、シェア相手を検討する。同居が始まってからも毎月、高齢者と学生双方と面談して不満や疑問などを解決していく。

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