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【ビブリオエッセー】生き物に関わるすべての人に 「生き物と向き合う仕事」田向健一(ちくまプリマー新書)

 僕がこの本に出合ったきっかけは、僕が飼っているフトアゴヒゲトカゲが餌を食べなくなり、爬虫(はちゅう)類を診てくれる動物病院を探したことだった。そのときに田向健一さんを知った。そして田向さんが本を出しているということを知ってその本を買った。

 僕は、この本を読み始めてすぐに引き込まれた。この本には、田向さんが獣医師になったわけ、動物と関わる上で思うことや飼い主さんに望むことなどが書かれている。その中で最も心に残ったのが、病気は対策をしてもなってしまう…だけど命を扱っている以上、最期(さいご)まで面倒を見るのが飼い主の義務だと思う-という言葉だ。

 なぜならペットを飼う上で病気は付き物だし、病気になった動物が自分で病院に行ったり症状を話したりはできない。だから飼い主が面倒を見なければいけない。だから田向さんは最期まで面倒を見られない人は動物を飼わなくていいと言っている。

 そんな無責任な人がいるから外来種が増えたりしているわけであって生き物に罪はない。生き物を飼うことは義務ではない。しかし、飼うことによって義務は生まれる。

 だから僕も、そんな人たちは生き物を飼う資格はないと思う。僕は、そんな人や生き物を飼っている人、飼っていた人、飼おうとしている人にこの本を勧めたいと思う。この本を読むことによって少しでも生き物を飼うことへの考え方が変わればいいと思う、生き物を飼っていない人が読んでも心に響くものがあると思う。

 藤井寺市立第三中学3年 吉中天斗(そらと) 14

 6月10、11、12日は、学校でまとめてエッセーの応募のあった大阪府藤井寺第三中学3年生の作品のうち3作を順次掲載します。

 【ビブリオ・エッセー募集要項】本に関するエッセーを募集しています。応募作品のなかから、産経新聞スタッフが選定し、月~土曜日の夕刊1面に掲載しています。どうか「あなたの一冊」を教えてください。

 投稿はペンネーム可。600字程度で住所、氏名、年齢と電話番号を明記し、〒556-8661産経新聞「ビブリオエッセー」事務局まで。メールはbiblio@sankei.co.jp。題材となる本は流通している書籍に限り、絵本、漫画も含みます。採用の方のみ連絡、原稿は返却しません。二重投稿はお断りします。

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