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熊野に続く石畳・馬越峠 世界遺産15周年

伊勢路の馬越峠は雨が多く、石畳で道を守っている。自然石からなる石畳は江戸時代には整備されていたという=三重県紀北町
伊勢路の馬越峠は雨が多く、石畳で道を守っている。自然石からなる石畳は江戸時代には整備されていたという=三重県紀北町

 熊野古道は来月、世界文化遺産に登録されて15周年を迎える。複数ある主要路のうち、伊勢路は伊勢神宮と熊野三山を結ぶ経路で、馬越(まごせ)峠(三重県紀北町、尾鷲市)は、ヒノキが林立しシダが鬱蒼(うっそう)と生えるなか、敷き詰められた石畳が続く。

 6年前の春、天皇陛下も散策された。案内した尾鷲市の熊野古道語り部友の会、川口有三さん(77)によると、陛下は石畳に感心した様子で、森林体系などについて質問されたという。

 川口さんは「同じ目線で接してくださる温かいお人柄に緊張が解けました」と振り返る。通常、約3時間かかるルートを陛下は1時間半で歩かれた。川口さんがその健脚の秘訣(ひけつ)を聞くと、「毎日ジョギングしています」と答えられたという。

 「陛下に『私のカメラで写真を撮りましょう』とおっしゃっていただきました。その写真は今も大切な宝物です」と川口さん。

 東紀州地域振興公社によると、伊勢路の来訪者は平成26年は42万人を超えたが、昨年は33万人だった。来訪者数はここ数年、横ばい状態だ。

 世界遺産15周年を前に、地元では祝賀ムードが広がる。川口さんは「景観の保護も大切だが、過疎が進む地域なので多くの人が訪れる場所であってほしい」と話している。(写真報道局 松本健吾)

 掲載写真お分けします。産経ビジュアル03・3275・8775(平日の午前11時~午後6時)。

 動画は「YouTube」産経新聞チャンネルでご覧になれます。

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