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【話の肖像画】前統合幕僚長・河野克俊(64)(7)盟友ハリス大将との縁

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ハリス米太平洋軍司令官(当時)を出迎える=平成28年2月(防衛省提供)
ハリス米太平洋軍司令官(当時)を出迎える=平成28年2月(防衛省提供)

 〈自衛隊のトップとして日米同盟に携わった間、河野氏はカウンターパートに恵まれたという。なかでも米太平洋軍司令官を務めたハリー・ハリス大将(現駐韓米国大使)とは、盟友関係を構築した。日系人として米海軍大将になったハリス氏だが、河野氏は人間としての魅力を評価している〉

 ハリスは私より2歳年下ですが、アメリカ軍の人たちからも「あの2人はよく似ているな」と言われていました。

 私が海上幕僚長のときにハリスは太平洋艦隊司令官をやり、こちらが統合幕僚長になると向こうは太平洋軍(現インド太平洋軍)司令官になりました。2配置続けてカウンターパートになったわけです。「ハリスさん」「カワノサン」と、相手を呼ぶのは日本語でしたね。

 おかげさまで、長くやることのメリットはそういうところにありますね。ジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長も4年やっていて、気心の知れる間柄になりました。

 飾らないで付き合うことが大事です。肩肘張らず、見栄(みえ)も張らず付き合う。そうすることで、相手の考えることも分かるようになります。

 〈互いに命をかける仕事だけに、相手を信頼できるかどうかは死活的に重要となる。ハリス氏は母親が日本人だが、アメリカ人として育てられた。母には「義理と人情」という価値観を小さいころから教えられたという〉

 日系人だからとかハーフだからではなく、やはり人としての魅力ですね。彼は日本のこと、日本の親戚のこと、お母さんのことをとても誇りに思っている。日本語は基本的に使いませんが、ときどきカタコトの変な言葉をしゃべります。

 彼に言わせると横須賀で生まれてテネシー州に帰ったときに、お母さんは息子をアメリカ人として育てる決意をして、日本語は使わせなかったそうです。

 ハリスはゴルフはしないのですが、酒は好きでして、よく彼の官舎に行ったりホテルに行ったりして飲みました。韓国大使になってからも、東京に来たときに会って飲んでいます。

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