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女子高生32人ゆるくて本気 あのJK課が日本一に

協働まちづくり表彰でグランプリを受賞した際、活動を紹介するJK課の女子高生ら(福井県鯖江市提供)
協働まちづくり表彰でグランプリを受賞した際、活動を紹介するJK課の女子高生ら(福井県鯖江市提供)
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 女子高生らがまちづくりを担う「JK課」が福井県鯖江市にある。条例などで規定された正式な行政組織ではないが、すでに活動6年目となる市民協働推進プロジェクトだ。そのJK課が5月、一般社団法人・日本経営協会が主催する「第11回協働まちづくり表彰」で、「新しい市民協働推進のモデル」と評価されてグランプリを受賞した。発足当初は心ない誹謗(ひぼう)中傷もあったが、それも乗り越え、持ち味の「ゆるさ」を武器に地元を活性化している。

「ゆるさ」が評価され

 「自分たちが楽しんでやっていた活動なのに、評価されて、びっくり」。5月24日、JK課のメンバー4人は牧野百男・鯖江市長に受賞の報告をすると、笑みを浮かべた。

 市によると、まちづくり表彰では、女子高生をまちづくりの主役とし、市役所とタッグを組んだ▽女子高生自身がやってみたいまちづくり活動を提案し、市役所や市民団体、地域の大人たちを巻き込む「ゆるさ」を重視した新しい市民協働推進のモデル-などの点が評価された。

 JK課のコンセプトは「女子高生がまちを楽しむ」。押しつけられた活動ではなく、自分がやってみたい活動を議論し、決めて自由に参加する「ゆるい」設定。そして、この活動を市や市民団体が支援する。

 5月末現在、鯖江市内に住んでいたり、同市内の高校に通っていたりする女子高生32人が在籍。まちの清掃活動「ピカピカプラン」やマラソン大会の給水係、スイーツの開発などに取り組んでいる。

 「JK課に入ったのは先輩が楽しそうだったから」。メンバーは気負いを感じさせないが、平成26年のスタート当初はバッシングを浴びていた。

数々の受賞、視察も多数

 JK課が発足した当時、女子高生を搾取する「JKビジネス」が社会問題化。「JK」という言葉にそうしたジャンルの隠語というイメージが強く、「性的でふざけている」などと非難が相次いだ。数人が活動を辞退するなど前途多難な船出だったが、13人が残り活動を継続した。

 そして、地道な活動や努力を続けたことで、そうした見方も払拭。おばちゃんがメンバーになるOC課が立ち上がったり、男子高生も市民団体に参加したりする波及効果も生まれた。

(次ページ)JK、東大で講演し総務大臣賞…

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