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【歴史の転換点から】「本能寺の変」の真相に迫る(4)細川護熙氏、光秀の大河「成功を祈る」

 でも、ガラシャの享年は38(数え)です。その短い生涯をもって1年間という長期の放映をカバーするのは難しいし、当時のキリシタンやキリスト教をどう描くべきかという、NHKならではの難問もある。なので、私は「ガラシャはハードルが高いですから光秀でおやりなさい」とアドバイスする一方、理事長を務める永青文庫(※)の評議員を務める著名な先生方と“対策会議”を開いたりしていました。そうこうしているうちに昨春、『麒麟がくる』に決まりました。してやったりです(笑)。

 ガラシャに関しては、光秀からの応援要請を幽斎・忠興父子がはねつけた後、味土野(京都府京丹後市)に幽閉されます。夫・忠興の居城があった宮津から車で約1時間半。途中、大人が手を広げたほどの幅の林道で、片側は崖です。冬には2メートルもの積雪があるそうです。

 当時、ガラシャ幽閉の地は殺害や拉致を狙う諸勢力を撃退するために砦化されており、松本清張の小説『火の縄』の題材にもなっています。果たしてそんなところまで描くことができるかどうかは別として、いまは来年の大河ドラマが成功することを祈るばかりですね(笑)。

(聞き手 編集委員 関厚夫)

※=旧熊本藩主細川家に伝わった歴史史料や美術品などを保管・一般公開する公益財団法人。東京都文京区にある。

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