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サクランボの大型新品種名 「やまがた紅王」に

サクランボの大玉新品種は「やまがた紅王です」と発表する吉村美栄子山形県知事=4日、山形県庁(柏崎幸三撮影)
サクランボの大玉新品種は「やまがた紅王です」と発表する吉村美栄子山形県知事=4日、山形県庁(柏崎幸三撮影)

 山形県が開発した、従来より果実の大きいサクランボ大玉新品種「山形C12号」について県は4日、「やまがた紅王(べにおう)」と命名したと発表した。

 「やまがた紅王」は、紅秀峰の木に、レーニアと紅さやかの交配種の花粉を受粉させてできた新品種で、県が開発したサクランボ品種では7番目。果実の大きさは、3L~4Lが中心で500円玉より大きい世界最大級の大玉で、つやのある鮮やかな紅色で酸味がやや少なく糖度も20度以上と佐藤錦並みで、上品な甘さが特徴。日持ちも優れている。

 名称は、昨年6月12日から7月31日まで公募し、応募件数1万5034件の中から、一番多かった「紅王」(97件)に「さくらんぼ県山形をアピールする」(県農林水産部)ため、「やまがた」を前に付け、「やまがた紅王」とした。

 海外輸出を狙うため大玉品種開発をした経緯もあり、吉村美栄子知事は同日の定例会見で「国内の消費者の心をつかみ、山形県を代表する品種に育ってほしい」と述べた上で、「全国、海外に出て、世界の品種として育つよう取りくんでいきたい」と強調した。

 サクランボの大玉新品種は、青森県が昭和63年から研究を続け、五百円玉より大きいサクランボの新品種「ジュノハート」を今年、初出荷する。山形県の「やまがた紅王」と今後熾烈(しれつ)な競争となることが予想され、山形県は「やまがた紅王」の名前を他のサクランボに付けられないため初の商標登録を行い、海外でも香港、台湾、中国、韓国でも商標登録を出願した。

 先行販売は令和4年に始まり、本格販売は同5年の予定。生産者登録制度を導入し、登録した生産者が村山地域を中心に栽培する。すでに苗木配布を受けた登録生産者は1619経営体、19502本となっている。

 県は、先行販売までに大玉生産技術を確立させ、生産マニュアルを作成するほか、「やまがた紅王」の名前を果実の大きさによっては付与しないことも考えており、今後、どの大きさからこの名前を付与できるかを検討していく。

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