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【歴史の転換点から】「本能寺の変」の真相に迫る(1)明智光秀は「祟り神」だった

東側からのぞむ「鬼のモニュメント」(成田亨制作)。本能寺を目指す明智光秀軍の興奮と混迷がイメージされているかのようだ=京都府福知山市大江町(関厚夫撮影)
東側からのぞむ「鬼のモニュメント」(成田亨制作)。本能寺を目指す明智光秀軍の興奮と混迷がイメージされているかのようだ=京都府福知山市大江町(関厚夫撮影)
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 「変」には成功した。が、そのわずか11日後、光秀は「中国大返し」をやってのけた羽柴(豊臣)秀吉との山崎の戦いで完敗を喫する。再起を図って逃れる途中、落ち武者狩りの手によって致命傷を負い、自刃-。以来、彼は歴史を書き換えようとしていた主君を裏切り、だまし討ちにした「日本史上の大悪人」とみなされるようになった。

光秀は「大河」の主人公にふさわしい「麒麟」だった?

 来年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は光秀が主人公だという。その彼に「公」という敬称を付け、「準備会時代」を含め、約10年前から大河ドラマの実現を呼びかけていた地方がある。光秀が死を迎えるまでの約3年間にわたって統治した旧丹波国(京都府中部と兵庫県東部)の亀岡市や福知山市(ともに京都府)である。

 「自らが治めた亀山城(亀岡市)、福知山城では、治水事業や城下の地税免除等の良政を行い、領民から慕われた名君であり、生涯側室を取ることのなかった愛妻家でもありました」-。現在は当初の倍近い12府市町で構成され、「大河ドラマ『麒麟がくる』推進協議会」と名称を変更した同会の趣意書には光秀はそんな「名君」として記されている。

 JR亀岡駅2階にある観光案内所をのぞいてみよう。すでに「光秀コーナー」が設けられ、関連書籍が並んでいる。亀岡市が作成した観光案内「明智光秀マップ」は初刷りの1000部の底が尽き、修正版の増刷を手配中だという。一方、福知山市は「麒麟がくる」の放映決定に前後して市長公室秘書広報課にシティプロモーション係を新設。全国にアピールするため、「知られざる明智光秀プロジェクト」をはじめ、さまざまなイベントやPR活動を展開している。

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