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【書評】『本当の翻訳の話をしよう』村上春樹、柴田元幸著

『本当の翻訳の話をしよう』村上春樹、柴田元幸著
『本当の翻訳の話をしよう』村上春樹、柴田元幸著

 世界的な人気作家と名翻訳家が、20世紀のアメリカ文学を中心に翻訳と小説の妙味を語り合う。米国での小説出版事情や日本での文芸翻訳史にも触れられる。

 村上春樹さんが邦訳した米作家レイモンド・チャンドラーの長編『プレイバック』をめぐる対話が興味深い。村上さんは語り手の一人称「I」を、「僕」でも「俺」でもなく「私」と訳した理由を語り、〈僕も『騎士団長殺し』では「私」という一人称を使うようになり、うつったのかな〉。翻訳の議論は自然と小説の読解をめぐる話へと発展し、随所で奥深い創作論が展開される。(スイッチ・パブリッシング・1800円+税)

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