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eスポーツ、部活で青春! 公立高に広がる

eスポーツで交流する泉鳥取高校と近畿コンピュータ電子専門学校の生徒ら=今年3月、堺市
eスポーツで交流する泉鳥取高校と近畿コンピュータ電子専門学校の生徒ら=今年3月、堺市

 ゲームの腕前やチームワークを競い合う「eスポーツ」を、公立高校が部活動などに取り入れる動きが広がっている。海外ではプロが多数存在し高額賞金を得られる大会もあり、市場規模は年々拡大。アジア大会の競技に採用されるほどの盛況ぶり。日本でもゲーム業界が公立高校での創部を支援するなどし、若い世代の育成を後押ししている。(山本考志)

■私立だけでなく公立高にも

 3畳ほどのスペースに、ゲーム仕様の高性能パソコンが3台並ぶ一室。大阪府阪南市の府立泉鳥取高校に新設された同好会「eスポーツくらぶ」の活動の場だ。4月までに生物準備室の一角にインターネット回線を引き、パソコンの熱で室温が上がらないようエアコンも設置した。

 メンバーの3年、千地(ちじ)芳樹さん(17)はパソコン設置に汗を流し、「ようやくパソコンが使える部屋ができ、後輩部員も増やして明るく仲のいい同好会にしたい」と意気込む。

 eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略で、オンラインゲームなどで対戦する競技。普及が進む海外では100万ドル(約1億円)規模の賞金を得られる大会も多い。国内でも「仙台育英学園高校」(仙台市)や通信制の「N高校」など、私立高校を中心にeスポーツが部活に取り入れられてきたが、公立高校でも創部する動きが広がっており、高校生を対象にした全国大会も開催されている。

 泉鳥取高では、生物担当教諭の松井孝徳さん(35)が呼びかけ、昨年6月に生徒8人で同好会を設立。12月には、150チーム以上が参加した「第1回全国高校eスポーツ選手権」に出場した。

 大会では参加者がそれぞれ育てたキャラクターで陣地を取り合うオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」部門に挑戦。同高には当時、ゲーム仕様のパソコン設備などが整っておらず、近隣の府立岬高校(同府岬町)に行って練習させてもらう状況で十分に練習できず初戦敗退した。環境が整った今年はチームワークを磨き再挑戦する予定で、さらにはメンバーを拡大して「正式な部」への昇格を目指す。

 「eスポーツは運動が苦手な子やおとなしい子も参加でき、新たな人間関係をつくるきっかけになる」と松井さん。ゲームと聞くと渋い顔をする保護者もいるとしたうえで「部員とは学校の成績が落ちれば部活に参加させない約束なので、勉強のモチベーションにもなっている」と笑顔で話した。

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