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【絶滅危惧種を守れ(3)】生息域外培養とDNA解析で保全

 国立科学博物館の長太伸章特定研究員は、次世代シーケンサーを活用し、絶滅したとされる鳥のDNA解析を進めている。メジロ科のムコジマメグロというその鳥は、かつて小笠原諸島の父島や聟島(むこじま)列島に分布していた。

 長太氏は、解析を通じて、母島列島に生息する亜種のハハジマメグロとの遺伝的関係を明らかにすることを目指している。

 「過去はどうだったのか、なぜいなくなったのかが調べられる。標本でしか手に入らないものはある」

 生息域外での培養やDNA解析には、絶滅危惧種の保全を大きく後押しする可能性が秘められている。一方で、仮に絶滅を免れたとしても、再び自然に戻るまでには高いハードルが立ちはだかっている。

 茨城県下妻市には、野生で絶滅した植物が往年の自生地での試験栽培にこぎつけた事例がある。

 「ノアの箱舟」から巣立つためにはどのような課題があるのか。携わった研究者のもとへ足を運んだ。

        (海老原由紀)

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