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琵琶湖の無人観測施設、「UFO」に次いで北湖の2局も撤去開始

撤去作業が始まった北湖N局(県提供)=平成29年
撤去作業が始まった北湖N局(県提供)=平成29年

 滋賀県は27日、琵琶湖の水質を遠隔で観測するため、湖上に設置した3つの無人施設のうち、北湖に設置されている2つの撤去作業を開始した。独特のフォルムから「琵琶湖のUFO」と呼ばれていた南湖の施設は既に柱を残して撤去されており、早ければ7月上旬にもすべて姿を消す。

 無人観測施設は「湖心局」と呼ばれ、南湖の唐崎沖の「南湖局」と大津市大物沖4キロの「北湖S局」、竹生島の南南西3・5キロの「北湖N局」の3つが平成2~3年に設置された。

 北湖の2局については周辺の水深が80~90メートルと深く、くいが立てられないため、約150トンのおもりに鎖でつながれて浮いている状態だった。いずれもディーゼル発電機を備え、無線でデータを送信していた。広い湖上で漁業従事者らが自分の位置を測る目印としても親しまれていたという。

 施設は老朽化した上、新しい指標の観測に対応できないことなどから、17~18年に順次観測を停止。南湖局は先週までにくいを残して撤去を完了していた。

 今後、北湖N局から撤去作業を開始。台船を横付けて大津市内の造船所まで運搬する。約150トンのおもりは撤去が難しいことから、位置を知らせるブイを設置する。8月下旬ごろまでに全工程が終了する見通し。

 県の担当者は「平成の初めに作られた湖心は、平成とともに去った」と感慨深げに話していた。

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