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【日本再発見】小さな離島に愛猫家たちが注目~田代島(宮城県石巻市)

田代島で暮らす猫たち。その姿に癒やされる人は多い
田代島で暮らす猫たち。その姿に癒やされる人は多い

 道の真ん中を歩いたり、路地で遊んだりする猫-。牡鹿半島の西側に浮かぶ周囲11・5キロの小さな離島が、国内外の愛猫家たちに親しまれている。宮城県石巻市の「田代島」は、「猫の島」の元祖的存在として知られており、近年の猫ブームもあやかって年間約2万人の観光客が訪れている。

 同島はかつてマユの生産が盛んで、ネズミからカイコを守るために猫が飼われていた。大漁の守り神としても大切にされており、島の中央にある「猫神社」には猫神様が祭られている。

 そんな猫にゆかりの深い島が平成23年3月に東日本大震災に遭い、船や漁具、カキの養殖棚などが被災、経済基盤の漁業と観光業が大打撃を受けた。もっとも、復興に一役買ったのも猫だった。

 漁師と地元有志を中心に立ちあげられた「田代島にゃんこ・ザ・プロジェクト」は、カキ養殖の再生と猫の世話を主な目的とする支援基金で、主に愛猫家の間でネットで拡散され、わずか3カ月で目標金額の1億5千万円が集まった。ドイツ在住の日本人獣医師、クレス聖美さんは2カ月に一度、自費で田代島を訪れて無償で猫の診察や治療を行っており、現在もその医薬費などが同基金の一部から活用されているという。

 クレスさんと一緒にボランティア活動を行う清水満さんは、「クレス先生が島に通うことで、島民の猫に対する認識の変化や猫の健康を意識するようになってくれたのがうれしい」と話す。清水さんによると、いまでは島内で約120~150匹の猫が暮らしているという。地元住民と全国の愛猫家に見守られ、猫たちは今日も島のあちこちでのんびりと暮らしている。

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