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夏本番前に高まる熱中症の危険 「点滴飲み」「シーン別飲み分け」を

強い日差しの下で歩く人たち=25日午後
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 夏本番を迎える前に、熱中症のリスクが高まっている。今年は春先の気温が低く、暑さに順応する「暑熱順化」ができない人が増えているとみられ、注意が必要だという。どうすれば、リスクを軽減できるのか。カギを握る水分補給について、専門家は「点滴飲み」と「シーン別の飲み分け」を推奨している。

 総務省消防庁によると、今年5月の1~2週目の熱中症搬送者数は計785人で、昨年の同時期(583人)に比べ、202人増加した。平年並みならば、気温の上昇とともに徐々に体が暑さに順応し、うまく汗をかけるようになる。しかし今年は春先の気温が低く、急激な寒暖差に体がついていけず、搬送者数を押し上げているとみられる。

 5月の1、2週目の最高気温と最低気温の差は約20度もあった。小児科医の野崎豊氏は「体が暑さに慣れる『暑熱順化』できていないため、自律神経も乱れて熱中症のリスクが高まる」と指摘する。

 リスク軽減には、毎日湯船につかるなどして心臓や脳などの体の内部の温度を高め、短期間に暑熱順化を遂げる方法もあるという。

 水分補給方法も重要だ。熱中症は、数日前からの水分やミネラル不足が要因でなるとされる。ただ一気に補給しようとしても血液には取り込まれず、野崎氏は「30分にコップ1杯といった点滴のように少しずつ継続的に補給するのが効果的だ」とする。

 一方、スポーツドリンクや経口補水液は、飲み過ぎると、肥満や塩分過剰摂取を招く。このため、日常的には、ミネラル入りの麦茶などが好ましいという。

 野崎氏は「運動後といった大量に汗をかいた際はスポーツドリンク、万一、脱水症状に陥った際は経口補水液と、シーン別に飲み分けることも重要になってくる」と話している。

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