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1回3349万円…超高額薬キムリア、22日から保険適用 薬価の在り方に一石、患者側は期待も

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 既存の治療法が効かない一部の白血病患者らへの新型治療薬「キムリア」に対する公的医療保険の適用が22日に始まる。3349万円の薬価は1回当たりでは過去最高額。2万人余りとされる対象患者に光明が差す一方、保険財政の圧迫が懸念される。こうした超高額薬は今後も相次いで登場することが想定され、保険適用の在り方や薬価をめぐる議論が加速しそうだ。

 「治験が始まったときから待ち望んでおり、保険適用の実現は喜ばしい。新薬の開発は、次の新たな治療法にもつながると期待したい」。長男を白血病で亡くし、血液がん患者を支援するNPO法人「血液情報広場・つばさ」の橋本明子理事長はこう歓迎する。

 キムリアは「CAR-T細胞(キメラ抗原受容体T細胞)」を使ったがん免疫治療製剤。患者から採取した免疫細胞(T細胞)を遺伝子操作して体内に戻し、がん細胞を攻撃させる。薬剤の投与は1回で済む。

 治療対象は、血液がんの「B細胞性急性リンパ芽球性白血病」(25歳以下)と「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」。それぞれ約5千人、約2万1千人の患者がいるとされるが、このうち抗がん剤の効果がない人たちに限られる。白血病で闘病している競泳女子の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手は詳しい病名を明らかにしていない。

 治験では、白血病で約8割、リンパ腫で約5割の患者が大幅に症状が改善した一方で、高熱や血圧低下など重篤な副作用が起きる恐れがある。厚労省は治療対象者が最大で年間216人、販売額は年間72億円規模と予測する。ただ、現在も関連した研究が進められており、今後適用範囲が拡大される可能性がある。

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