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【がん電話相談から】胃がんが再発、内視鏡手術はできる?

 Q 69歳の女性です。平成26年に夫が胃がんと診断され、翌年内視鏡的粘膜下層剥離(はくり)術(ESD)を行いました。その後毎年検診を受けていましたが、今年、早期の胃がんを指摘されました。主治医からは「前回と同じようなところに腫瘍ができた。胃潰瘍の上なのでESDはできない」と説明され、腹腔鏡手術を予定しています。ただ、夫も70歳と高齢なので、体に負担の少ないESDはできないのでしょうか。

 A 何もないところにできた腫瘍に比べ、治療した痕にがんができた場合は診断、治療が難しくなります。前の腫瘍が残っていて大きくなったのか、新しくできた腫瘍なのか。さらに、がんの深さについての判定も容易ではありません。特に、ESDで治療した痕にできた胃がんについては、「胃癌治療ガイドライン」でも、明確に示されていません。積極的に手術をした方がよいと考える施設もあれば、ESDをもう1度行った方がよいと考える施設もあり、全ての施設で同じ治療を行うわけではありません。治療方法に悩まれているのであれば、一度専門病院で相談されることをおすすめします。

 Q セカンドオピニオンを求めるときにはどんな点に注意したら良いですか。

 A 主治医に紹介状を書いてもらい、これまでの治療経緯についての資料をもらってください。病院を選ぶときには、内視鏡手術を年間50~100件は実施している施設が良いでしょう。改めて診断をしてもらい、技術的に腫瘍を切除できるのか、などを判定してもらってはいかがでしょうか。

 数カ月で大きく病状が変化することはないと思いますが、セカンドオピニオンを受けるなら時期は早い方がいい。高齢で手術をする場合には、リスクも高まります。患者さんご自身が医師の説明に納得し、選択をしたほうがよいでしょう。

 回答には、がん研有明病院の山口俊晴名誉院長(消化器外科)が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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