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日本遺産「西国三十三所」認定 和歌山も喜びの声

 文化庁が20日、新たに認定した「日本遺産」に、和歌山県内の紀三井寺(和歌山市)や粉河寺(紀の川市)、青岸渡寺(那智勝浦町)を構成文化財に含む「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」が選ばれた。中でも紀三井寺は、平成29年度の日本遺産認定に続く2度目の構成文化財入りで、関係者からは喜びの声が上がった。

 日本遺産には今回、全国で計16件が認定された。和歌山県内で日本遺産が認定されるのは5件目となる。

 西国三十三所は、近畿地方と岐阜県にまたがる日本最古の巡礼路とされる。奈良時代の養老2(718)年、長谷寺(奈良県桜井市)の徳道上人が夢の中で閻魔(えんま)大王からお告げを受け、人々に巡礼を勧めたことが始まりとされ、昨年草創1300年を迎えた。

 認定では、西国三十三所の観音巡礼が日本人本来の豊かな心で充実して生きるきっかけとなり、人生の締めくくりに備える「終活」を達成できるとされた。

 和歌山県内の構成文化財は、青岸渡寺▽紀三井寺▽粉河寺-とそれぞれの観音像で、順に、西国三十三所巡りの1~3番札所となっている。

 日本遺産への認定を受け、紀三井寺の前田泰道貫主は「1300年にわたり巡礼者が観音様を慕い歩き、踏み固められた道が認定されたのは本当にありがたい。さらに知名度が上がることで、現代の人も西国巡礼を始めるきっかけになってほしい」と喜んだ。

 この日寺を参拝した兵庫県姫路市の会社員、有近(ありちか)正人さん(68)は「今回の認定で参拝客がより増えると思う。家族で訪れ、親から子へと巡礼の伝統を受け継いでいければいいですね」と話していた。

 一方、和歌山市の尾花正啓市長は「認定を契機に、より一層個性豊かで魅力的な歴史文化遺産を生かしたまちづくりに取り組んでいきたい」とコメント。青岸渡寺がある那智勝浦町の堀順一郎町長は「認定は大変喜ばしく、今後ますます多くの方々に来てもらえると思う。観音巡礼の歴史や魅力、那智勝浦町をPRするために取り組んでいく」とのコメントを出した。

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