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日本遺産に認定、泉佐野市「中世日根荘の風景」

中世の荘園の様子を描いた「日根野村絵図」=宮内庁ホームページから
中世の荘園の様子を描いた「日根野村絵図」=宮内庁ホームページから

 文化庁の「日本遺産」には大阪府内から、泉佐野市が申請したストーリー「旅引付(たびひきつけ)と二枚の絵図が伝えるまち-中世日根荘(ひねのしょう)の風景-」も認定された。中世の村の生活を記録した絵図2枚と貴族の日記が基になっており、魅力ある農村の景観が現在に受け継がれていると評価された。

 市文化財保護課によると、「日根荘」は鎌倉時代の天福2(1234)年に有力貴族の九条家の領地として成立。戦国時代の享禄3(1530)年ごろまで記録が残っている。成立当初は現在の同市のほぼ全域に広がっていた。

 ストーリーの基になった2枚の「日根野村絵図」=宮内庁所蔵=は、鎌倉末期の延慶3(1310)年ごろと正和5(1316)年の荘園の様子を描いたものとされ、作者は不明。緑豊かな風景に、田畑を潤すため池や水路、社寺などが描かれている。

 日記は「政基公旅引付」と呼ばれ、領主の九条政基(くじょう・まさもと)が戦国期の文亀元(1501)年~永正元(1504)年の4年間、日根荘に滞在中に記したとされる。村の祭りや、罪人が捕らえられる様子、寺の住職が酒でもてなしてくれたことなどが記されている。

 同課は「中世の荘園の様子がこれだけ確実な史料として残っている例は全国でもほかにない」と話す。

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