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【春の叙勲】旭日小綬章・市村正親さん(70) 元気すぎる70歳の「源は観客」

「旭日小綬章」を受章した俳優の市村正親さん=17日午前、東京都目黒区(佐藤徳昭撮影)
「旭日小綬章」を受章した俳優の市村正親さん=17日午前、東京都目黒区(佐藤徳昭撮影)

 「バンザイ! 一生懸命、役者の仕事を続けてきてよかった」-。両腕を突き上げ、受章の喜びを全身で表した。埼玉県川越市生まれ。高校生のときに芝居を見たのが、この道に進んだきっかけだ。「他人の人生を生きられる商売は面白い」と思った。

 昭和48年、劇団四季で初舞台。「いろいろな人の力をぼくはスポンジみたいに吸収する。どんどん人のものを盗んで、自分のものにしていく」と役作りの秘訣(ひけつ)を語った。そして役者を続ける上で「手を抜かない」ことを信条としてきた。

 数々の当たり役で、55年にゴールデン・アロー賞を受賞するなど、主要な演劇賞を総なめに。平成19年には紫綬褒章受章。妻で女優の篠原涼子さん(45)は、今回の受章の知らせに「あなた、そんなにもらってどうするの」と冗談っぽく話していたという。

 11歳と7歳の息子にも恵まれた。「元気過ぎる70歳」と呼ばれているが、元気の源は観客だという。胃がんを患ったこともあり、定期的に検査を受け、足腰も衰えないように健康第一を心掛ける。

 次の目標は、シェークスピア作品でリア王など、まだ演じていない役をやってみること。舞台への情熱は、まだまだ尽きない。(水沼啓子)

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