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戦没者情報遺族へ 先の大戦、豪で埋葬の捕虜ら524人 データベース化

インターネットで公開されているカウラ日本人墓地のデータベース
インターネットで公開されているカウラ日本人墓地のデータベース

 先の大戦中にオーストラリアで死亡し、カウラ市の日本人墓地に埋葬された旧日本軍兵士の捕虜、民間抑留者ら524人について、日本人研究者らのグループが氏名や出身地などの情報をデータベース化し、今月からインターネット上で公開されている。遺族が埋葬を知らないケースが多いとみられており、グループ側は「この情報が埋葬者と遺族をつなげる手立てになればいい」と期待する。

 墓碑に記された情報は埋葬者の氏名や死亡日、死亡当時の年齢など限られている上、埋葬者が偽名を使っていたケースもあったとされる。多くの埋葬者の詳しい身元が分からず、遺族も埋葬自体を把握していないとみられる状況が続いてきた。

 豪州国立大の田村恵子名誉上級講師らのグループは、同国立公文書館で保存されている埋葬者の尋問資料などの記録に着目。在豪日本大使館の委託を受ける形で資料の情報などに基づき、氏名、出身地、所属部隊や職業、拘束時期・場所などが分かるデータベースを構築した。田村氏によると、524人のうち、299人が捕虜となった軍人・軍属、31人が豪州への爆撃作戦中に墜落死した軍人、192人が民間人抑留者ら。2人は属性が分からなかった。捕虜の軍人・軍属のほぼ全員がニューギニア島で拘束されたという。

 データベースは日本語版、英語版があり、出身地の詳細な情報は英語版に掲載されている。田村氏は「データベースを作る過程で、埋葬された人たちの足跡が分かった。この情報が遺族に伝わってほしい」としている。

 日本語版のURLはhttps://www.cowrajapanesecemetery.org/jp/

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