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上皇さまへ「最上の絵」 日本画家の「朱鷺」掛け軸 松江で公開

 回顧展以来の対面という直良主任学芸員は「長楽園の所蔵品であることは今回初めて知った。久しぶりにこの作品と対面したが、改めて作品が発するオーラに驚いた。(当時の)皇太子ご夫妻をお迎えする絵画として最上のものに感じられる。最高級の日本画材による素晴らしい発色に加え、保存状態の良さにも驚かされた」と感慨深げ。また、「夫婦の和睦の象徴として特別天然記念物の『朱鷺』を番(つがい)で描いている。(両翼後方の)風切羽(かざきりばね)に朱鷺色を見せて片足立ちする雄の傍らに、愛らしく背中を丸めて下を向く雌を並べ、安定感のある画面構成としている。雄の背景は照り輝く金彩のみとし孤高のりりしさを、雌の背景は複数色の紅葉にすることで比類のない華やかさを与えている」。さらに、「朱鷺の黒い輪郭線の内側に紫や薄緑などの彩色を施し、白い羽毛との対比で立体感を与え、朱鷺が背景から浮き出し観る者に迫ってくるような効果を持たせている」と、作品を高く評価した。

 橋本氏は昭和40年代、東京から島根に帰省する際、度々、長楽園に宿泊しており、長谷川社長は「そうした縁もあり(長楽園側から)絵の制作を依頼したのでは…」と掛け軸の経緯について推察。掛け軸は「令和元年の今年は年末まで公開し、来年以降は不定期で公開します」としている。

 「朱鷺」の掛け軸は、昭和天皇が昭和40年に宿泊される際に同旅館内に建築された「御座所」内の御寝室に飾られている。御座所は宿泊者を対象に公開されている。

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