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好調な茨城の観光誘客 関係者を悩ませる「弱点」とは…

 確かに、群馬県や栃木県に比べると温泉地などが少なく、東京などに住む人からすれば「泊まりに行く場所」というイメージは希薄だ。露天風呂を備えた観光ホテルを擁する大洗町のような観光地もあるが、伊豆半島(静岡県)や伊香保温泉(群馬県)に比べると茨城県外での知名度は劣る。

 交通アクセスが良く観光スポットは満載、それでいて泊まる場所を思いつかないとなれば、多くの観光客が日帰り旅行を選択するのも無理はない。実際、北関東3県がそれぞれ調査した年間宿泊客数(平成29年)を比べると、栃木県の836万人、群馬県の805万人に対し、茨城県は512万人にとどまっている。

 ■ホテル誘致で新風

 もっとも、こうした「泣きどころ」は地元の関係者も十分認識している。

 県は昨年から、10億円の予算を投じてホテルの誘致を目指し、県内観光に新風を吹かせようと試みている。外国人観光客など新たな客層の開拓を図る宿泊施設を対象に、専門家のコンサルティングを受けられるよう手配する事業にも取り組んでいる。

 大型連休明けに県が行った聞き取り調査では、多くのホテルや旅館が昨年より宿泊客数が増えたと回答したといい、課題克服への光明も差しつつある。大洗町の観光協会の担当者は「茨城は食の宝庫なので、アンコウなど特産品のフェアを行ってPRしている。海が見えるお風呂など、地域の特徴を生かして勝負している」と胸を張った。(永井大輔)

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