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御朱印&改元で過熱 転売27万円 配布取りやめも

 「(御朱印をネット上で取引するのは)もってのほかだが、そもそも他人がお参りしたものを欲しがる人がいるのだろうか」。同神社の権禰宜(ごんねぎ)の及川剛幸(たけゆき)さん(39)は、複雑な表情を浮かべた。

 こうした「異常事態」を受けて、東京・浅草の浅草神社では、17日から始まる「三社祭」の期間中、例年行っていた特別な御朱印の配布を取りやめるとフェイスブック(FB)を通じて発表した。

 同神社では改元前後の4月27日~5月6日に数量限定の特別な御朱印を配布したが、想定の3倍に当たる約3000人が殺到。中には神社の職員や巫女(みこ)に暴言をはいたり、職員を取り囲んで罵声を浴びせたりするなどマナーの悪い参拝者もおり、「祭り期間中の混乱を避けるため決めた」という。

 山口県内のある神社の権禰宜は「境内を参拝せず、スタンプラリーのように御朱印だけもらって帰る人もいる。ブームが過熱し過ぎて、御朱印を通じて神社や寺を身近に感じてほしいというわれわれの思いとはまったく別な方向に進んでしまっている」と危惧する。

 また、寺巡りが趣味で、10年以上前から御朱印を集めているという東京都中野区の女性(63)は「ここ数年の御朱印ブームで若者が増えたし、大きいお寺では長時間並ばないともらえなくなった。ブームが早く収まってほしい」とため息をついた。

 ■御朱印 神社仏閣で参拝者向けに押印される印章。朱印のほか、参拝した日付や寺社名、祭神、本尊の名前などが墨書きされる。寺院に写経を納めた際の受付印が起源とされる。

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