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東京駅、新宿駅であふれる高速バス待ち客 五輪控え対策急務

1万人が50席奪い合う

 国土交通省によると、高速バスの運行系統は平成3年度は1093しかなかったが、26年度は4996まで増加した。バス網の拡大とともに、利用者も3年度の5万7213人から、26年度は11万5703人にまで増えている。

 ただ、バス待ちの環境整備は追いついていない。東京駅八重洲南口に乗り場が整備されたのは25年12月だが、切符売り場内の待合所の収容人員は50人ほど。平日は550本超、土日は600本以上が発着し、利用者は各平均で約9000人と約1万6000人にも上るため、収容力が圧倒的に不足している。

 周辺にはベンチもなく、飲食店の多くも午後11時ごろには閉まる。必然、夜間の乗り場には恒常的に乗客があふれるが、乗り場を管轄するJRバス関東は、「(待合室の)増設などは今のところ予定していない」としている。

千便超にトイレ7室

 28年に開業した新宿駅直結の交通ターミナル「バスタ新宿」も、同様の問題をはらむ。

 最大で117社のバスが乗り入れ、1日当たりの平均発着数は約1500便に達するが、待合室の席数は344席。さらにトイレの個室は女性21室、男性が7室。女子トイレはオープン直後の8室から増設されたが、トイレ待ちの列が途切れることはない。

 《東京駅の待合室狭すぎ 満員電車かよ!》《バスタ新宿こみすぎ 座って待てる場所もない》《東京駅には夜行バス難民であふれている》。インターネット上には、ツイッターなどで利用者の“苦情”が数多く書き込まれている。

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