PR

ライフ ライフ

東洋英和院長を懲戒解雇 論文に架空の学者や文献

 学校法人東洋英和女学院(東京)の院長で同学院大教授の深井智朗(ともあき)氏(54)の著作に、架空の学者の論文が使われるなどの不正が指摘されていた問題で、大学の調査委員会は10日、複数の捏造(ねつぞう)や盗用を認定したと発表し、学院は同日付で深井氏を懲戒解雇した。

 深井氏は調査委に「不正ではなく過失だ」との趣旨の説明をしたというが、記者会見した調査委員長の佐藤智美(さとみ)・同大副学長は「研究者倫理に欠け、不正への認識が甘い」と指摘。増渕稔・学院理事長は「院長の要職にある者の不正行為で誠に申し訳ない」と謝罪した。

 調査によると、深井氏はドイツ宗教思想史を専攻。平成24年の著書「ヴァイマールの聖なる政治的精神」(岩波書店)で、神学者「カール・レーフラー」の論文「今日の神学にとってのニーチェ」を論じたが、人物、論文とも実在を立証する資料がなかった。別の文献からの盗用もあった。

 27年に岩波書店の雑誌「図書」に発表した論文「エルンスト・トレルチの家計簿」でも、無関係な資料の使用が判明した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ