PR

ライフ ライフ

【話の肖像画】現役最年長サッカーライター・賀川浩(94)(4)特攻隊で迎えた終戦

前のニュース

 〈戦争の足音も日に日に高まっていた。神戸一中(現神戸高)から神戸商業大学(現神戸大学)の予科に進む〉

 神戸一中の最上級生のときに、神宮大会決勝で韓国・普成中と引き分けて両校優勝。なんとか面目を保った。そこから受験だと思っているときに戦争が始まった。米国という大きな国と戦うんだから、僕らみたいに体のええもんは戦争に行くことになるだろうと思っていた。北海道大学に進学したかったが、戦争に行くことになるなら、それまで両親の近くにいようと思い、兄貴がいる神戸商業大学の予科を選んだ。

 〈予科でも仲間とサッカーを続けた〉

 当時の神戸商業大学の予科には兄貴をはじめ、いいメンバーがそろっていた。そこで日本一になろうと練習をみっちりとやった。寮で「ボールがあるから蹴るのか、蹴るからボールがあるのか」なんて哲学的な話もしていた。練習は日々、全力を出し切ることに重点を置いていた。目の前のことを精いっぱいする。そういう時代だった。

 〈そこから軍隊に入る。昭和18年に学徒出陣が始まった。兵力不足を補うため、高等教育機関に在籍する20歳以上の文科系学生が徴兵された〉

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ