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【Dr.國井のSDG考~置き去りにしない社会を目指して(1)】(中)ゲスト・高須幸雄氏 避難所は人間の尊厳の確保を

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國井修氏(左)と高須幸雄氏(佐藤徳昭撮影)
國井修氏(左)と高須幸雄氏(佐藤徳昭撮影)
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 「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(通称・グローバルファンド、GF)」の戦略・投資・効果局長を務める医師の國井修氏が、誰も置き去りにしない社会について会いたいゲストと対談する企画の1回目は、元国連大使で国連事務総長の「人間の安全保障」特別代表を務める高須幸雄氏を招いた。(中)では、偶然の再会となった東日本大震災を振り返った。

 國井 高須さんとは、2011年、被災地の宮城でもお会いしましたね。あれは驚きました

 高須 2010年に国連大使の任務を終え、当時東大で人間の安全保障について教えていました。勉強だけでなく実践しなくては、と先生方と学生が一緒に「人間の安全保障フォーラム」というNGOを作ったのです。

 設立直後に東日本大震災が起き、最初の活動が被災地支援でした。自然災害において最も脆弱(ぜいじゃく)な人たちは子供や女性、高齢者。女性は避難所でプライバシーが全然なく、授乳中も仕切りはなし。化粧品はぜいたくだといわれ、最低限の化粧もできない。人間の安全保障の観点からはこれでは足りません。緊急時とはいえ、すべての人の命と生活、それに尊厳が確保されなければ人間らしい生活とはいえないのです

 國井 あのとき私はソマリアのユニセフで働いていました。母国の一大事にボランティアで現地入りしましたが、最終的にハイチ、アフガニスタンなどの過酷な国で人道支援をしている保健衛生や教育、物流などのユニセフの日本人専門家も被災地に駆けつけてくれました。彼らは国が違っても被災地の現場に来れば何をやるべきか分かっています。

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