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【Dr.國井のSDG考~置き去りにしない社会を目指して(1)】(上)ゲスト・高須幸雄氏 日本が感染症問題で大きなうねり作った

國井修氏(左)と高須幸雄氏(佐藤徳昭撮影)
國井修氏(左)と高須幸雄氏(佐藤徳昭撮影)
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 世界の紛争地域で支援活動に携わり、現在はスイス・ジュネーブにある「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(通称・グローバルファンド、GF)」の戦略・投資・効果局長を務める医師の國井修氏。人生のテーマに「No One Left Behind(誰も置き去りにしない)」を掲げる國井氏が日本に一時帰国した際に、「会いたい人」と対談し誰も置き去りにしない社会を目指すヒントを探る連載がこのたび、産経ニュースで始まる。第1回のゲストは、元国連大使で、国連事務総長の「人間の安全保障」特別代表を務める高須幸雄氏。対談はGFの設立から東日本大震災、そして真の「SDGs(持続可能な開発目標)」について、と多岐にわたった。3回に分けてお届けする。

 國井 高須さんは、GFができる大きな流れに携わった人の一人です。GFが設立されたのは2002年ですが、世界の政治・経済や安全保障などの議論をする国連やG8の場に保健医療の話が出てきたのは2000年。特に九州・沖縄サミットで議長国の日本が感染症対策を主要課題に取り上げ、それがGF設立の発端ともなりました。高須さんは当時、外務省の国際社会協力部長でした。なぜ、感染症を日本が取り上げたのでしょうか

 高須 九州・沖縄サミットの主たる議題は、感染症とITディバイド(情報格差)でした。90年代後半からHIVエイズ、マラリアや結核などの感染症の死者も患者も増加していました。世界の経済発展にとって重大な阻害要因となる感染症の問題は避けて通れません

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