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世界100万種動植物に絶滅危機 プラごみ40年で10倍

 【パリ=三井美奈】国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で6日、世界で約100万種の動植物が絶滅の危機にひんしているとする政府間組織の報告書が発表された。多くは「数十年内」に絶滅の恐れがあるとしている。

 同組織は、日本など約130カ国が参加する「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学・政策プラットフォーム(IPBES)」。各国の科学者が地球環境や生物の多様性について予測をまとめた。

 報告書は、16世紀以降、少なくとも680種の脊椎動物が絶滅したと指摘。現在は、(1)両生類の40%以上(2)造礁サンゴやサメ類の約33%(3)昆虫の約10%--に絶滅の危機があるとした。

 プラスチックごみの汚染は1980年以降、10倍の規模になり、重金属や溶媒など産業に起因する廃棄物3~4億トンが毎年、水系に流れ込んでいると警告。80年以降、温室効果ガスの排出量は倍増し、地表の温度は平均で少なくとも0・7度上昇したとしている。世界の地表の75%、海域の66%が人間の活動による影響を受けているという。

 2020年までの生態系保全への取り組みを示す「愛知目標」について、報告書は「ほとんどが達成できないだろう」と悲観的な予測を示した。愛知目標は、10年に名古屋で開かれた生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で定められ、20年までに少なくとも陸地の17%、海域の10%を生物保護区に指定することや、絶滅危惧種の保護と絶滅防止などを掲げた。

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