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【酒呑み鉄子の世界鉄道旅】世界のスターシェフも注目するマカオ・香港 美食2都市を食べ歩く<香港編>

この旅で利用した香港エクスプレス。羽田・成田をはじめ名古屋・大阪・福岡など日本各地に直行便を飛ばしている
この旅で利用した香港エクスプレス。羽田・成田をはじめ名古屋・大阪・福岡など日本各地に直行便を飛ばしている
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【酒呑み鉄子の世界鉄道旅 番外編】

<マカオ編>でお伝えしたように、今、美食都市として注目されているマカオ。だが、美食都市といえば、広東料理の本場・香港だって負けてはいない。

 香港の人たちは、もともと「医食同源」(正しく食べることは健康につながる)や、「食得係福」(食べることは福を得ること、つまり幸せにつながる)という考え方を持っていて、とにかく食べることが大好きだ。

 そもそも4千年の歴史を誇る中国料理の食文化があるうえ、貿易都市として東西のさまざまな食材が行き交い、イギリスとのつながりから、近年ではワイン市場も成長している。クラフトビールや日本の酒も人気だ。

 そんな香港を楽しむ4つのチェックポイントを、マカオと同じ形式でレポートします。

(写真・文/トラベルジャーナリスト 江藤詩文)(取材協力=香港エクスプレス https://www.hkexpress.com/ja/)

「大班樓 The Chairman」のシグネチャーメニューは、紹興酒と鶏油で蒸した花蟹と、その出汁をたっぷり吸わせた腸粉
「大班樓 The Chairman」のシグネチャーメニューは、紹興酒と鶏油で蒸した花蟹と、その出汁をたっぷり吸わせた腸粉
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「大班樓 The Chairman」は2019年版「アジアのベストレストラン50」で、香港のレストランで最上位となる11位にランクイン
「大班樓 The Chairman」は2019年版「アジアのベストレストラン50」で、香港のレストランで最上位となる11位にランクイン
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“インスタ映え”などはまったく無視。食材がよくわかりダイレクトに食欲をそそる
“インスタ映え”などはまったく無視。食材がよくわかりダイレクトに食欲をそそる
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 チェックその1は、今香港を旅するなら絶対に行きたいレストラン。中環(セントラル)にある広東料理店「大班樓 The Chairman」は、同業者である香港の中国料理人をはじめ、日本からもシェフや食の業界関係者が足繁く通う、通好みの名店だ。実業家としてオーストラリアなど海外で成功し、京都や東京など日本をはじめ、時にはプライベートジェットで世界の美食都市を食べ歩くオーナーが、大切な友人をもてなすために、利益を度外視して隅々まで自分の趣味で造りあげた。

 「広東料理の味を引き立てるのは、その土地でそのためにつくられた食材」と、新界(ニューテリトリー)に自家農園を持ち、好みの野菜を育てている。鶏肉や豚肉、魚介類の多くは、香港や近くのものを使用。ピクルスなど付け合せに使う保存食や調味料類(しょう油を除く)も、オーナー好みの自家製だ。

「新栄記(Xin Rong Ji)」は、2019年版の香港・マカオのミシュランで一ツ星を獲得した
「新栄記(Xin Rong Ji)」は、2019年版の香港・マカオのミシュランで一ツ星を獲得した
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コラボレートした女性シェフ、メイ・チョウさんは、2017年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれている
コラボレートした女性シェフ、メイ・チョウさんは、2017年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれている
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 チェックその2は、今ローカルの人たちに話題の中国料理店。湾仔にある「新栄記(Xin Rong Ji)」では、上海料理と浙江省料理を楽しめる。名物は、ゲストの目の前でまるごと一羽を手際よくさばいてくれる北京ダック。口に入れると脂がじゅわっと溶け出すパリパリの皮は、砂糖をちょっとまぶして味わうのが流儀だ。時代に合わせたモダンな料理ではなく、高級食材を伝統的な調理方法で提供している。

 私は、香港を代表する女性シェフ、メイ・チョウさんとのコラボレーションイベントに参加した。メイ・チョウさんは、新感覚の中国料理風バーガーショップ「Little Bao(リトルバオ)」や、フランス料理の技術を使って、広東料理をアレンジした“ネオ広東料理”の「Happy Paradise(ハッピーパラダイス)」を手がける、香港を代表する女性シェフ。みごとなコントラストを描くふたりの料理を一度に味わえる貴重な機会となった。

モスクワの「Selfie(セルフィー)」は、2018年版「世界のベストレストラン50」で70位にランクイン
モスクワの「Selfie(セルフィー)」は、2018年版「世界のベストレストラン50」で70位にランクイン
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「Ecriture(エクリチュール)」は、2018年春にオープンながらすぐにミシュランで初登場にして2ツ星を獲得
「Ecriture(エクリチュール)」は、2018年春にオープンながらすぐにミシュランで初登場にして2ツ星を獲得
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 チェックその3は、世界のトップシェフのアジア訪問。香港には、なんとロシアのモスクワからシェフがやって来た。ロシアといえば、「日本はお隣りの国」(詳しくはこちら *リンクお願いします)と言うほど親日家が多く、アジアに対してもフレンドリーな人が多い。

 私が参加したのは、モスクワでロシア全土の食材や食文化を発信するレストラン「Selfie(セルフィー)」を手がけるシェフ、アナトリー・カザコフさんと、香港で、日本食のエッセンスを取り入れたフランス料理「Ecriture(エクリチュール)」を手がけるシェフ、マキシム・ジルベールさんのコラボレーションイベント。「スーツケースをいくつも持ち込んだ」というロシアからの珍しい食材と、親しみのある日本の食材の新しい表現方法について学ぶことができた。

2017年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれた香港「TATE Dining Room & Bar」のヴィッキー・ラウさんのヤムイモとキャビアの前菜
2017年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれた香港「TATE Dining Room & Bar」のヴィッキー・ラウさんのヤムイモとキャビアの前菜
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2017年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれたマニラ「Grace Park」のマルガリータ・フォレスさんのピンクグアバのシニガンスープ
2017年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれたマニラ「Grace Park」のマルガリータ・フォレスさんのピンクグアバのシニガンスープ
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2018年版「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれたバンコク「PASTE」のビー・サトンガンさんの南タイ風イエローカレー、ジャスミンライス添え
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このためだけにマカオと香港を往復した念願のひと皿。東京「ete(エテ)」庄司夏子さんによる完熟した宮崎マンゴーのバラ。庄司さんは活躍の場をますます広げており、近いうちに「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれると期待されている
このためだけにマカオと香港を往復した念願のひと皿。東京「ete(エテ)」庄司夏子さんによる完熟した宮崎マンゴーのバラ。庄司さんは活躍の場をますます広げており、近いうちに「アジアのベストレストラン50」でベスト女性シェフに選ばれると期待されている
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右から、香港「TATE Dining Room & Bar」のヴィッキー・ラウさん、マニラ「Grace Park」のマルガリータ・フォレスさん、バンコク「PASTE」のビー・サトンガンさん、東京「ete(エテ)」庄司夏子さん
右から、香港「TATE Dining Room & Bar」のヴィッキー・ラウさん、マニラ「Grace Park」のマルガリータ・フォレスさん、バンコク「PASTE」のビー・サトンガンさん、東京「ete(エテ)」庄司夏子さん
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 チェックその4は、その時その場にいたからこそ味わえるコラボレーションイベント。私がマカオと香港を旅した目的でもある2019年版「アジアのベストレストラン50」の授賞式(賞の詳細はこちら *マカオにリンクお願いします)前後には、香港とマカオで同時多発的にたくさんのイベントが開催されていて、多くの列席者たちは、自分の関心のあるイベントに参加するために、香港とマカオを何度か往復することになった。

 私が参加したのは、香港「TATE Dining Room & Bar」のヴィッキー・ラウさん、フィリピン・マニラで「Grace Park」などを手がけるマルガリータ・フォレスさん、バンコク「PASTE」のビー・サトンガンさん、東京でいまもっとも注目を集める若い女性シェフ、「ete(エテ)」の庄司夏子さんの4人の女性シェフによるコラボレーションランチ。もっとも会場を盛り上げたのは、庄司夏子さんのシグネチャーメニューであるマンゴーでバラをかたどったケーキ。ほかにも、花をモチーフにした前菜や、フィリピンのみそ汁とも言われる家庭料理のスープをピンクに仕上げたひと皿など、かわいらしく華やかな料理が登場した。日本に限らず、世界的に見てもレストラン業界では女性の進出がまだまだと言われるが、4人のシェフたちは、男性シェフと競うのではなく、女性らしさを生かしたシェフという仕事の仕方を、しなやかに表現した。

香港エクスプレスの機内では「オクトパスカード(八達通)」で支払いが可能。オクトパスカードは、公共交通機関やコンビニ、スーパーなどで使える、香港旅行には欠かせない電子マネーだ
香港エクスプレスの機内では「オクトパスカード(八達通)」で支払いが可能。オクトパスカードは、公共交通機関やコンビニ、スーパーなどで使える、香港旅行には欠かせない電子マネーだ
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 最後に、香港とマカオへのアクセスについて。日本から香港へは、LCC(格安航空会社)を含めさまざまな航空会社が多くの直行便を飛ばしている。日本からマカオへは、マカオ航空が直行便を飛ばしている。

 この旅では、LCCの香港エクスプレスを利用した。東京から香港への飛行時間は5時間弱。このくらい短ければシートが多少狭くても許容範囲内だし、到着直後から食事の予定がびっしり詰まっていたので、地上より味の落ちる機内食は不要だと判断したからだ。食べ歩きを目的に香港やマカオを旅するなら、チケット代を節約して、浮いた分で今回ご紹介したようなレストランを体験するのがいい。

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