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両陛下のお人柄を恩師ら語る 実直で真面目、理想のご夫婦

 --天皇になるという覚悟を感じたことは

 今井 毎年1月、東宮御所で同級生数人と家族ぐるみの新年会を開いている。昨年、この場で「いつから即位を意識していたのか」と尋ねた。

 「私もこのような家に生まれ、昭和天皇と陛下(上皇さま)とともに過ごす中で、少しずつ気持ちが積み重なってきた。準備は常にしていた」と、まっすぐなまなざしで話されたのを覚えている。歴史上の天皇の事績についても熱心に調べられている。上皇さまがそうであったように、あるべき天皇の姿を模索されているように見えた。

 天野 忙しくなることは間違いないが、皇后さまは外交官として活躍されていたので「いよいよだ」との思いでいるのではないか。一つ一つに一生懸命向き合う姿は、学生時代にも見てきた。

 --長女の敬宮(としのみや)愛子さまも春から高校3年になられた。ご一家の様子は

 今井 お二人で支え合っているように感じる。理想の夫婦だ。われわれと同様に仕事と家庭があり、それが日々の活力になっている。初等科時代の愛子さまにバスケットボールを指導したことがある。愛子さまから卒業時にお礼の手紙ももらった。気配りは親譲りだ。

 弓取 仕事中、陛下と愛子さまの会話が耳に入ることがあったが、父と子の自然な会話だった。スキー旅行に同行したときも、家族3人の仲の良さが伝わってきた。

 ◆自分たちらしい象徴に

 --皇后さまの適応障害の療養は続いている。懸念もある中、どのような皇室像を期待するか

 今井 陛下は海外に留学された経験を持つ初の天皇。皇后さまも元外交官で、昭和や平成とは違った国際親善に期待したい。お二人の関係を見ていると、1+1が10にも20にもなっているように見える。昭和天皇、上皇ご夫妻が培われた、人々に寄り添う姿を受け継ぐのだろうが、自分たちらしい象徴像を目指して突き進んでほしい。

 弓取 外国訪問に同行して感じたのは、卓越した国際感覚をお持ちの方々だということ。お仕えした身としては、即位は感無量。日本の皇室を、もっと世界に知ってもらいたい。新たな時代の象徴を担える、素晴らしい方々だ。

 伊藤 国際親善はもちろんだが、日本の伝統文化の発展や継承を後押しする存在でもあってほしい。担い手不足で悩んでいる地域もたくさんある。陰ながら頑張っているような人に、優しいまなざしを注いでほしい。

 天野 昨年12月の皇后さまの誕生日に「来年はいろいろと大変でしょうが、全力で応援します」との手紙を送った。皇后さまからは女官を通じて「頑張ります。ありがとう」と返事をいただいた。短い言葉の中に覚悟を感じた。自分の思いだけではどうしようもないこともあっただろうし、重圧は計り知れない。でも、これまでの経験を生かして、きっと自分らしく活躍されると信じている。

【プロフィル】弓取隆司さん

 ゆみとり・りゅうじ 昭和26年、広島県三原市生まれ。皇宮警察の元護衛官で陛下の独身時代を含め計約10年、身辺警護を担当した。

【プロフィル】天野有子さん

 あまの・ゆうこ 38年東京都生まれ。会社員。田園調布雙葉(ふたば)小、中、高校で皇后さまと同級生。ソフトボール部で皇后さまはサード、天野さんはセカンドだった。

【プロフィル】伊藤修文さん

 いとう・しゅうぶん 23年、岩手県花巻市生まれ。田園調布雙葉中学・高校の元教諭で担当は古文。ソフトボール部の顧問としても皇后さまを指導した。

【プロフィル】今井明彦さん

 いまい・あきひこ 34年、東京都生まれ。中学から大学まで学習院で天皇陛下と同級生。都内で戦前から続く酒類食品容器問屋の3代目経営者。

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