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両陛下のお人柄を恩師ら語る 実直で真面目、理想のご夫婦

 天野 小学4年生の時に、長野・軽井沢で一緒に夏休みを過ごした。クリの木の下で弱った小鳥を見つけ、「クリ」と名付けて2人で看病した。段ボールをベッドにして、布団代わりにティッシュを上から掛けた。結局、死んでしまったが。結婚後は、東宮御所(東京・元赤坂)に生息する野生のタヌキの話をしてくださったこともある。

 --歴代皇后の伝統行事に、皇居内での養蚕(ようさん)がある

 天野 生物部に所属されていたから、カイコに触れることにも抵抗はないのではないか。かわいがって育てると思う。

 今井 そういえば、陛下も初等科時代、カメを飼われていたと聞く。カメをめぐって弟の秋篠宮さまとけんかをしたという作文を書かれていた。

 --ソフト部での皇后さまの思い出は

 伊藤 中学の頃、同級生十数人とともに「野球がやりたい」と相談に来た。当時、私は主に高校生の担当だったが、あまりの熱心さに面倒を見ることになった。以前からあったソフトボール同好会を対外試合ができるよう、部に昇格させた。手弁当での創部だった。

 天野 バットやグラブをみんなで買って。皇后さまはキャプテンではなかったけど、チームでは主軸打者。大事な場面では、必ず打ってくれる選手だった。

 伊藤 たとえ発熱しても練習に来るくらい意欲的だった数人のうちの一人。中3の時は世田谷区の大会で優勝した。平成12年にOG会を開いた。皇后さまもジャージーに着替え、みんなと一緒にプレーされた。はつらつとして楽しまれていたのを覚えている。

 ◆砂まみれも気にされず

 --陛下は「気遣いの人」だと聞く。具体的なエピソードは

 弓取 中東訪問に同行した際、砂漠の中に立てたテントの中で、陛下と現地の王族が食事を共にされる機会があった。私たちはすぐそばで待機していた。強風で料理が砂まみれだったのに、陛下は一切気にする様子もなく、和やかに食事と会話を楽しまれていた。

 海外訪問では、例えば香辛料をふんだんに使った辛い料理など、食べ慣れない食事が出ることも多い。普通なら戸惑ってしまうが、陛下は自然体で振る舞われる。もてなす側の気持ちを理解されているのだろう。見習わないといけないと思った。

 --護衛官は、公務以外に登山やスキーなどの私的な活動にも同行する

 弓取 2年に、奈良県の大峰山に同行した。陛下は「どちらからいらしたんですか」などと行き交う人たちに気さくに声を掛けられていた。国民との距離を縮めたいという思いも込められていたのではないか。

 両陛下で登山される際は、同行の宮内庁職員の中に年配者もいる。陛下自らこまめに休憩を提案したり、わざと靴ひもをゆっくり結んだりして、彼らが休めるように配慮されていた。

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