PR

ライフ ライフ

【令和に寄せて】生者と死者を繋ぐ万世一系 拓殖大学学事顧問・渡辺利夫

 同一の国土の中で、ほとんど同種の人々が、他国では使われることのない「孤立的言語」の日本語を用いて共同体と国家を編み、宗教上の争いが社会に亀裂を生じさせることもなかった、そういう「海洋の共同体」が日本である。

 天皇の万世一系とは、動乱や侵略によって深刻な危機の淵(ふち)に立たされることなく、歴史が連綿として紡がれてきたことを証す血脈の物語である。

 新元号令和の時代が開かれた。明治以来、一世一元の制が敷かれ、歴史が瞬時たりとも途切れることなく受け継がれることが顕示されるにいたった。限りある個々の民草の人生がはるかなる血脈の中を流れ流れて今生きてある、そういう連続性の感覚を天皇家の血脈の連続性の上に投影できる。

 私どもの有限の人生を永遠なるものとして再確認しながら、現世の中に伝統をつねに再生させる、そういう生き方を、改元のこの機に立って深く心したい。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ