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【即位によせて】新時代の「象徴」理想の家庭、身近な天皇像

「即位後朝見の儀」を終え「松の間」を出る天皇、皇后両陛下 =1日午前11時19分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)
「即位後朝見の儀」を終え「松の間」を出る天皇、皇后両陛下 =1日午前11時19分、皇居・宮殿「松の間」(代表撮影)

 新たに即位した天皇陛下は、戦後生まれで初めて家庭で育てられた天皇となられた。「国民の象徴」を体現された上皇さま以上に、より国民に近い存在といえるだろう。令和という新たな時代にどのような天皇像を作り上げられるのか。天皇制に詳しい名古屋大大学院の河西秀哉准教授に語ってもらった。

 河西准教授 上皇さまがお若いころは、大日本帝国憲法下にあり、まだ「象徴」ではありませんでした。幼少のころ、両親から離されてお育ちになったため、家庭の味もご存じない。その反省を踏まえて、徳仁親王殿下が誕生されたときに自分たちの手で育てるとおっしゃったんです。

 海外公務も多かった美智子さまが、幼い陛下を残して旅立つ際に、女官ら向けに書かれた育児メモは「ナルちゃん憲法」と呼ばれ、広く国民に影響を与えた。松山市の木の実幼稚園の中矢コノミ園長(71)もその一人だ。

 しつけの方針を一貫させ、悪いことをすれば厳しくしかること。しっかりと抱きしめて愛情を示すこと…。いつもと変わらない生活ができるよう、心を砕かれた親心を感じた。中矢さんにとっては「絶対的な安心や安定、愛情が子供にとっていかに大切であるかを学ばせていただいたバイブル」という。陛下のお姿に「幼児期の心を大切にした教育があったからではないでしょうか」と語る。

 美智子さまが米国で近代的な子育てを学ばれ、ナルちゃん憲法が生まれました。陛下はまさに当時、国民の理想像だった家庭でお育ちになりました。宮内庁の戦略でもあったんでしょう。

 幼少の陛下が持たれていたバッグは、「ナルちゃんバスケット」として全国的にヒット商品となった。大阪市天王寺区の「大和籐工業」でも、卸売りしていた材料の籐が「ナルちゃんブーム」にのった。

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