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小天体から太陽系の生い立ちに迫る はやぶさ2の成果に期待

 太陽系の小さな天体が世界の注目を集めている。日米欧による近年の探査で、せんべいやそろばんの玉などに似た奇妙な形が次々と明らかになってきた。その実態を探ることで、太陽系形成の謎の解明が進むと期待されている。(草下健夫)

驚きのせんべい形

 「こんな天体、見たことない。いったいどうしてこんな形になったのか」

 米国の探査機が今年1月に観測した「ウルティマトゥーレ」。太陽系の惑星で最も外側にある海王星よりも、さらに遠くにある「外縁天体」の一つだ。2枚のせんべいをくっつけたような不思議な形をしていることが分かり、世界中の研究者が腰を抜かした。

 東京工業大の小南(こみなみ)淳子研究員(惑星系形成論)の計算によると、ウルティマトゥーレがある場所では2つの天体がペアになり、互いを追い掛け合うように回りながら接近し、最後にぶつかって合体する現象が起きやすい。ウルティマトゥーレも、こうして生まれたとみられる。

 小南氏は「理論だけでなく、探査でこうした現象の証拠が示された意義は大きい」と話す。ただ、平たい形をしている原因は、よく分からないという。

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