PR

ライフ ライフ

陛下、被災地に高齢者にご関心深く 47都道府県で「平成流」触れ合い

第60回全国植樹祭で、お手植えの鍬を受け取られる天皇、皇后両陛下=平成21年6月7日、福井市
第60回全国植樹祭で、お手植えの鍬を受け取られる天皇、皇后両陛下=平成21年6月7日、福井市
その他の写真を見る(1/8枚)

 天皇陛下は国の象徴として、国民とともにあることを目指してこられた。即位後は早い時期に全都道府県に赴くことを希望し、平成15年に47都道府県全てをご訪問。29年には「2巡」を果たされた。皇后さまとともに赴いた先々で人々と触れ合い、高齢者や障害者らに優しいまなざしを向け続けられた。また、自然災害が起きるたびに被災者を慰問し、先の大戦の慰霊も繰り返された。遠隔地にも思いを寄せ、これまでに足を運ばれた島々は55に上った。

第72回国民体育大会の総合開会式に出席された天皇、皇后両陛下=平成29年9月30日、松山市の愛媛県総合運動公園陸上競技場
第72回国民体育大会の総合開会式に出席された天皇、皇后両陛下=平成29年9月30日、松山市の愛媛県総合運動公園陸上競技場
その他の写真を見る(2/8枚)

 天皇、皇后両陛下が昭和天皇から引き継いだ「国民体育大会」と「全国植樹祭」、それに皇太子同妃時代から出席されている「全国豊かな海づくり大会」を加えた3つの地方行事は「三大行幸啓(ぎょうこうけい)」と呼ばれ、毎年47都道府県が持ち回りで開催。両陛下が全国津々浦々を訪問される機会となってきた。

第34回全国豊かな海づくり大会でアユを放流される天皇、皇后両陛下=平成26年11月16日、奈良県川上村
第34回全国豊かな海づくり大会でアユを放流される天皇、皇后両陛下=平成26年11月16日、奈良県川上村
その他の写真を見る(3/8枚)

 即位後まもないころは、三大行幸啓の開催地だけでなく、近隣の県などにも足を延ばされた。「日程を考えるわれわれにはない発想だった。なるべく早く全国を回りたいという意欲を実現するための方法として、陛下ご自身が考えられた」と当時の側近は振り返る。訪問先では高齢者や障害者、子供のための施設を視察するなど、社会福祉にも関心を寄せられてきた。

知的障害者の施設で入所者に声をかけられる天皇、皇后両陛下=平成8年9月18日、金沢市
知的障害者の施設で入所者に声をかけられる天皇、皇后両陛下=平成8年9月18日、金沢市
その他の写真を見る(4/8枚)

 「日本の各地、とりわけ遠隔の地や島々への旅も、私は天皇の象徴的行為として、大切なものと感じて来ました」

 平成28年8月、国民に向けて発信した譲位の意向を示すお言葉の中で、陛下はこのように思いを明かされた。譲位を前にした昨年3月、未踏だった日本最西端の与那国島(よなぐにじま)(沖縄県)を、8月には利尻島(りしりとう)(北海道)を訪問し、思いを遂げられた。

高齢者施設を視察し、魚釣りのゲームを体験される天皇、皇后両陛下=平成9年10月28日、和歌山県田辺市
高齢者施設を視察し、魚釣りのゲームを体験される天皇、皇后両陛下=平成9年10月28日、和歌山県田辺市
その他の写真を見る(5/8枚)

 平成は大規模な災害が相次いだ時代だった。被災者のもとに駆けつけ、膝をついて励まされる両陛下の姿は「平成流」として国民の脳裏に焼き付く。災害直後だけでなく、復興状況の視察も繰り返された。

長野五輪の開会式会場に到着し、観客らに手を振られる天皇、皇后両陛下=平成10年2月7日、長野市
長野五輪の開会式会場に到着し、観客らに手を振られる天皇、皇后両陛下=平成10年2月7日、長野市
その他の写真を見る(6/8枚)

 先の大戦の慰霊にも心を尽くされた。戦後50年の前年にあたる6年に激戦地となった小笠原諸島の硫黄(いおう)島をご訪問。節目の7年には「慰霊の旅」として、広島、長崎の両被爆地、さらに沖縄へと赴かれた。

 沖縄に寄せる思いはとりわけ深く、皇太子同妃時代を合わせ計11回訪問し、遺族や生存者の労苦をねぎらわれた。

訪問した保育園で、子供に声をかけられる天皇、皇后両陛下=平成18年5月8日、東京都新宿区
訪問した保育園で、子供に声をかけられる天皇、皇后両陛下=平成18年5月8日、東京都新宿区
その他の写真を見る(7/8枚)
その他の写真を見る(8/8枚)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ