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〝名付け親〟万葉集研究・中西進さんに聞く 「令和」うるわしき精神

新元号「令和」について話す中西進さん(永田直也撮影)
新元号「令和」について話す中西進さん(永田直也撮影)
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 わが国最古の歌集「万葉集」が典拠となった新元号「令和」。元号の考案者とみられている万葉集研究の第一人者、中西進さん(89)が産経新聞のインタビューに応じ、「令和」に込められた平和への祈りについて語った。国書を典拠とする元号は初めて。また「令」の文字が元号に使われるのも初めてで、その本義は「形が整っていてうるわしい」という意味だという。中西さんは、その「うるわしき和の精神」を世界に広めていくことが次代の日本人の務めだと語る。新元号「令和」について、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が行った合同世論調査では、「良いと思う」と感じている人が87.0%を占めているという。中西さんは「元号は文化であり、新しい時代の目標となる価値観」と強調している。(深堀明彦、横山由紀子)

◆「令」は美しく善

 --「令和」の言葉が採られたのは、万葉集に収められた「梅花の歌三十二首」の序文。大宰府の帥(そち)(長官)を務めていた大伴旅人(おおとものたびと)が自宅の梅園に友人を集めて歌会を開いた際に、周囲の自然の美をめでた文章ですね

 中西 文章の概略を言いますと、「新春の好(よ)き月に、空気は美しく風はやわらいでいる。梅は白く咲き、蘭が香る。明け方の峰に雲が行き来し、松は雲の薄絹をまとって蓋(きぬがさ)をさしかけたようだ」。なんともうるわしい風景ではありませんか。

 これまで元号は漢籍から採られていましたが、日本の元号なのですから、そろそろ国書を典拠にしてもいいのではないでしょうか。「平成」は平等や平和を訴える非常にベーシックなスローガンでした。ですからその次に、すばらしい「和」の精神を世界に広めていくという目標を掲げることは、新たな時代にふさわしいものだと思います。

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