PR

ライフ ライフ

【美を競う 肉筆浮世絵】葛飾為直「見立普賢菩薩」 遊女で菩薩 再現

葛飾為直「見立普賢菩薩」(光ミュージアム蔵)
葛飾為直「見立普賢菩薩」(光ミュージアム蔵)

 砂や小石を水にみなす枯れ山水の庭園をはじめ、日本人は見立てが好きだ。この絵もまた、遊女を普賢菩薩に見立てている。

 獅子に乗り知恵をつかさどる文殊菩薩とともに、阿弥陀如来の脇侍として、白象に乗り慈悲をつかさどる仏が普賢菩薩である。これは、旅の僧の前に舟に乗って現れた遊女が、世の無常を知ることこそ悟りにつながると語ると普賢菩薩に姿を変えた、という世阿弥作の能「江口」に材をとった作品とみられている。

 女人成仏を説く法華経の普及で、普賢菩薩は、とりわけ女性からの信仰を集めていた。北斎に師事した作者は実家が武州の寺だったこともあり、こうした見立て作品を残したのだろう。

      ◇

 「美を競う 肉筆浮世絵の世界」(産経新聞社など主催)は、6月9日まで京都市中京区の京都文化博物館( http://www.bunpaku.or.jp/ )で開催。ゴールデンウイーク(GW)連休中の5月5日、小学生以上を対象に浮世絵団扇を作るワークショップ(定員なり次第、募集を締め切り)が、その後も期間中、学芸員によるギャラリートークや福岡市美術館副館長・中山喜一朗氏による講演会など、関連イベントも開かれる。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ