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甲塚古墳から埋葬施設と青銅鏡 古墳を裏付け

埋葬施設が確認され、「古墳」であることが裏付けられた甲塚古墳=奈良県斑鳩町
埋葬施設が確認され、「古墳」であることが裏付けられた甲塚古墳=奈良県斑鳩町
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 これまで古墳かどうか不明だった奈良県斑鳩町の甲塚(かぶとづか)古墳で埋葬施設と副葬品の青銅鏡が見つかり、共同で発掘調査を進めていた町教育委員会と奈良大は25日、甲塚古墳が5世紀以降に築造された古墳であることが裏付けられたと発表した。

 甲塚古墳は、豪華な金銅製馬具などの副葬品が出土したことで知られる斑鳩町の国史跡・藤ノ木古墳(6世紀後半)の西側約150メートルに位置。これまで詳細な調査は行われておらず、一辺約10メートルの方墳と考える専門家もいれば、古墳ではないとする見方もあった。

 今年2~3月、町教委と奈良大が共同調査したところ、木棺が埋められていたとみられる墓穴(南北3メートル以上、東西0・7メートル以上)が墳頂部で見つかった。墓穴からは赤色の顔料が付着した直径6センチの青銅鏡が出土。背面の文様などから製造時期は5世紀頃で、古墳の築造時期は5世紀前半から6世紀前半と推定されるという。

 甲塚古墳については平成28年8月、町教委と奈良大による測量調査で、最大直径30メートル程度の円墳である可能性が浮上。30年2~3月に3カ所の調査区から盛り土や石列が確認されたが、古墳であると断定する証拠は得られなかった。

 奈良大文学部文化財学科の豊島直博教授(日本考古学)は「円墳か方墳か、また大きさや年代を割り出すには今後も調査を続けていく必要がある。藤ノ木古墳築造の前段階を知る貴重な手がかりになる」と話した。

 調査地はすでに埋め戻されており、現地説明会は行われない。

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