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子供の安心と保育士の負担軽減に貢献する午睡チェックの「VEVO」のセンサー

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 人口減少という大きな課題を抱える日本にとって、未来を担う子供たちの安全で安心な成長を守ることは、何よりも重視されるべき社会的なテーマ。その中で、厚生労働省や東京都などが注視している課題のひとつが、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク低減及び睡眠中の事故防止だ。 

 平成30年に内閣府が発表したデータによれば、平成27~29年に全国の保育施設で計35件の死亡事故が起きている。原因は「睡眠中(うつぶせ寝)」が31%、「睡眠中(うつぶせ寝以外・体位不明含む)」が40%で、睡眠中に亡くなった子供の合計が7割超。東京都でも、SIDSのリスク低減及び睡眠中の事故を防止するために、睡眠時のチェックをきめ細やかに行い、記録することを強く推奨している。

基本的な方法は、必ず一人一人チェックし、都度記録すること。また、0歳児は5分に1回、1~2歳児は10分に1回のチェックが望ましい間隔と指定している。

 しかし、現実の保育の現場では、国や行政が推奨する午睡チェックを完全に実施しているケースは少ない。背景には、保育士を取り巻く業務負担の増加とICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)化の遅れがある。

保育士の負担軽減に貢献する『VEVO』のセンサー

 日本の人口問題を、ICTの力で解決することを目指すグローバルブリッヂは、保育園などの保育士の精神的負担と事務負担を軽減する「VEVO(ビーボ)」のセンサーを開発した。「VEVO」のセンサーは、オムツやパンツなどの前面に装着するクリップタイプの見守り機器。子供(園児)の誤飲を防ぐ約5cm×5cm×2cmという大きさで、子供一人一人の寝ている向きだけでなく、皮膚表面の温度や呼吸の変化も検知する機能が備わっている。 

「VEVO」のセンサーは寝ている向きだけでなく皮膚表面の温度や呼吸の変化も検知する
「VEVO」のセンサーは寝ている向きだけでなく皮膚表面の温度や呼吸の変化も検知する
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 「VEVO」のセンサーは、各種の検知情報から得られる子供の午睡状況をチェックして、呼吸の乱れやうつぶせ寝などの異常が確認された場合、保育士が持つタブレットが点滅し、画面と音で異常を知らせる。1秒でも早く異常に気付き、事故を未然に防ぐことができる。

子供の午睡状況を表示する「VEVO」のセンサー画面例
子供の午睡状況を表示する「VEVO」のセンサー画面例
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 また「VEVO」のセンサーは、保育業務支援システムの「Child Care System+Pro」と連動し、午睡中の寝ている向きや睡眠時間などの午睡チェック表を自動で生成する。「Child Care System+Pro」と「VEVO」のセンサーを導入することで、保育士は保育業務に関する煩雑な事務作業から解放され、子供のケアに注力できる。人とICTが連携した安全性の高い午睡チェックは、保育士の精神的負担と事務負担の軽減につながる。

 実際に同システムを導入しているあい・あい保育園 東池袋園(東京都豊島区)の高山京子施設長は「子供の安心・安全な保育環境はもちろん、保育士が子供達にじっくり向き合える時間と心の余裕が生まれ、労働環境の向上にも繋がっています」と語る。また、「Child Care System+Pro」を開発しているグローバルブリッヂグループ、ソーシャルソリューションズの石塚康志氏は、体動センサーとシステムが連携して、安心・安全と業務の負担軽減に加え、コスト低減などにも貢献すると説明している。

 平成30年度(第36回)IT賞『IT特別賞(技術活用賞)』(公益社団法人企業情報化協会主催)を受賞し、600を超える園に導入されている「Child Care System+Pro」と、園児の午睡をチェックする「VEVO」のセンサーは、保育現場の「事務」業務を軽減し、保育士が「養護」と「教育」に集中する環境を整えている。

⇒「VEVO」のセンサーについて詳しく知る

「Child Care System+Pro」は保育現場の「事務」業務を軽減する
「Child Care System+Pro」は保育現場の「事務」業務を軽減する
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提供:株式会社global bridge HOLDINGS

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