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有名城郭の模型展示 岡山・備中松山城の施設

全国の有名城郭の模型を卓上で“建築”した藤原正一さん=岡山県高梁市
全国の有名城郭の模型を卓上で“建築”した藤原正一さん=岡山県高梁市

 岡山県高梁市にある備中松山城のインフォメーション施設「城まちステーション」で、国内の有名城郭の模型が来場者の目を楽しませている。すべてスタッフの藤原正一さん(80)による力作で、雲海に浮かぶ景色で知られる「天空の城」観光を側面から支援している。

 藤原さんは同県吉備中央町出身。大手電鉄の関連会社勤務などで60年近い大阪生活を経て、帰郷4年後の平成28年から同ステーションでパート勤務。若いころから絵画や手芸が趣味と、指先が器用なため現職場での“築城”を思い立った。

 屋根部分には、列車の乗車切符大の長方形の紙片を数種、素材に用意。三角形に幾重に折り畳み、これを一つずつ接いで形にするがこのパーツが一作あたり3000~4000個は必要という。

 壁には厚紙を使い、石垣部分は砂利を接着した。庭部分も細かく整えた後に筆で着色し、ニスも塗って光沢を与える。一作の製作期間は約3カ月に及ぶ。

 図鑑を参考に各城ごとに特徴を出し、これまでの完成総数は約40点。現在は世界遺産の姫路城をはじめ、彦根城など現存天守12城を含む約20点が並ぶ。備中松山城の最新作では、縦45センチ・横60センチのプレートに高さ約40センチの天守を再現。

 また同城が最近、ネコの城主こと「さんじゅーろー」で話題のため、ネコのマスコット人形もアクセントに加えた。

 いずれも精巧で、来場者の多くが「これが手作りなの」「こんな名城巡りも楽しい」と興味津々。親しい人から懇請を受け、何点かは材料費程度で譲ったこともあるという。

 藤原さんは「2度にわたってがん摘出手術を受け、30年余りが経つが、こうした根を詰めた作業が気分を前向きにさせてくれるようで、今は健康そのもの。認知症防止にもなる」と、今後とも“棟梁”を続けていく決心だ。

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