PR

ライフ ライフ

【がん電話相談から】乳がん、術後ホルモン治療は必要?

 Q 61歳の女性です。乳がん検診のマンモグラフィーで石灰化が見られ、5カ月前、生検を受けて右乳房に2ミリのがんが見つかりました。MRI(磁気共鳴画像装置)、骨シンチグラフィーで転移はありませんでした。乳房部分切除術を行い、病理検査の結果、ホルモン受容体陽性、HER2陰性のルミナルA型で、切除断端陰性、がんは乳管内に2センチ広がり、そこから2ミリ浸潤していました。術後放射線治療も終了。主治医から、再発可能性はほとんどないが、がんの種が潜んでいるかもしれないからとホルモン療法を勧められています。受けた方がいいですか。

 A がんの大きさは浸潤部で決まるので、この場合は2ミリのがんになります。ルミナルA型と言われているとのことで、ホルモン療法をやるかどうか悩ましいところです。ガイドライン上は、5ミリより大きい場合はした方がよいとされますが、それより小さい場合は考慮するという扱いになります。そこで、がんを抑えるメリットと、副作用のデメリットを考えて決めることになります。

 もともと再発可能性が非常に少ないのは事実ですが、0%にはなりません。また、ホルモン治療をやっても、再発する可能性があった場合のすべてを抑えられるわけではありません。ですから、1%より少ないくらいのメリットですが、0%ではありません。一方、副作用はホットフラッシュ、関節痛、筋肉痛、骨粗鬆(こつそしょう)症などがあります。メリットとデメリットを担当医とよく相談して決めることが大事です。

 Q 副作用が強かったら、途中でやめてもいいですか。

 A 1、2カ月では効果は認められないと考えられますが、継続しているとだんだん治まってくることもあります。また副作用が強い場合は、別の薬に変更することもできますので、主治医とよく相談してください。

                   

 回答には、がん研有明病院の上野貴之乳腺外科部長が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ