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【平成の科学(3)】「確実な地震予知は将来もできない」山岡耕春・日本地震学会会長

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東日本大震災でも役に立たなかった地震予知は平成時代、「できる」から「できない」に大転換した=2011年3月12日、宮城県気仙沼市(本社ヘリから、門井聡撮影)
東日本大震災でも役に立たなかった地震予知は平成時代、「できる」から「できない」に大転換した=2011年3月12日、宮城県気仙沼市(本社ヘリから、門井聡撮影)
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 大地震が相次いだ平成は地震予知への期待と幻想が崩れ落ちた時代だった。国は東日本大震災を受け「予知はできない」との方針に大転換し、地震防災の考え方は根底から変わった。転換の当事者である山岡耕春・日本地震学会会長に聞いた。(伊藤壽一郎)

社会の期待と重圧、「不毛の議論」に終止符

 --地震研究における平成最大の出来事は

 「警戒宣言に資するような確実な予知について、国が平成29年に『できる』から『できない』に大転換したことです。日本の地震予知は、地震学会有志が昭和37年に『地震の起きそうな地域の観測網を充実すれば、前兆現象をとらえて発生に備えられる』などとするブループリントという提言を公表したことで、初めて研究の機運が高まりました。

 これを受けて40年度から国の地震予知計画がスタート。昭和の時代に第5次、平成に第7次まで進みました。東海地震の予知に対する社会の期待が高まったことが追い風でした」

 --本当に予知できると思っていたのですか

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