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【フェルメール事典】第3部(7)「聖ルカ組合」芸術家集団の最年少理事に

ヤン・デ・ブライ「ハールレム聖ルカ組合の?理事たち」1675年 油彩・カンヴァス 130×184cm アムステルダム国立美術館 Loan from the Rijksmuseum 
ヤン・デ・ブライ「ハールレム聖ルカ組合の?理事たち」1675年 油彩・カンヴァス 130×184cm アムステルダム国立美術館 Loan from the Rijksmuseum 

 近代欧州には、諸都市にギルド(職業別組合)が存在した。芸術家が所属するギルドは共通して「聖ルカ組合」と名付けられ、多くの都市で結成されていた。ギルドによって都市内の活動が規制され、組合にマイスター(親方)として登録されなければ、正式な画家として作品を販売したり弟子をとったりできなかったという。そんな組合の理事たちの姿を、自身も理事だったヤン・デ・ブライが「ハールレム聖ルカ組合の理事たち」で描いている。

 1632年にオランダのデルフトに生まれたフェルメールは、カタリーナと結婚して間もない1653年、21歳でデルフトの聖ルカ組合に入会。30歳のときにはデルフトでは史上最年少で組合の理事を務めた。38歳のときにも再任されており、フェルメールが生前から高い評価を受けていたことがうかがえる。

 組合の跡地は現在、フェルメールの画業や生涯を紹介する「フェルメール・センター」になっている。

 「フェルメール展」に登場する作品の背景や作者をキーワードに、17世紀オランダ絵画の魅力に迫ります。

 【ガイド】「フェルメール展」 大阪市立美術館(同市天王寺区)で5月12日まで。入館料は一般1800円など。問い合わせは06・4301・7285(大阪市総合コールセンターなにわコール)。

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