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小学校のプログラミング教育 筋道を立てて、考え、話そう

 ◆分割し考える

 --将来、役立つのか

 例えば、豪華客船の製造プロジェクトを任されたとしよう。途方に暮れるかもしれない。しかし、論理的に考え、製造工程(コンピューターへの指示に当たる)をパーツに分割してみると問題点が見えてくるはずだ。船体を甲板、スクリュー、客室と分けていく。次に、客室を机、ベッド、鏡などに。机は木材やくぎに分割され、まず木材をくぎ打ちするところから始めてみよう。このように分割することで問題が単純化され、身近に考えられるようになる。

 全容を理解できたところで、パーツを組み立てていく。木材選びは、価格をベースに頑丈さを決めるのか、それとも踏み心地を優先するのか。どんな職人がどれくらい必要か、納期を短縮できないかなど、試行錯誤することで問題解決に進んでいく。

 --課題は

 学校だけで十分なプログラミング教育ができるのが理想だ。しかし、ノウハウや人材、予算の不足などから現時点ではそれは難しそうだ。すると、塾通いなどが必要になるが、塾は都市部に集中し、地域格差が生じる。経済的に家計の負担となる。地域や経済の格差が教育格差を生み、さらに経済格差につながるという負のスパイラルが起きないか心配している。公教育の充実と、私教育をどれだけ安価に提供できるかにかかっている。

                   ◇

【プロフィル】岡嶋裕史

 おかじま・ゆうし 昭和47年、東京都生まれ。専攻は情報セキュリティー。富士総合研究所、関東学院大情報科学センター所長などを経て現職。著書に「プログラミング教育はいらない GAFAで求められる力とは?」(光文社新書)など。

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