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「時間稼ぎですか」 ALS患者に市職員が暴言 埼玉・吉川

記者会見で、文字盤を通じて質問に答えるALS患者の高田泰洋さん(右)=16日午後、埼玉県庁
記者会見で、文字盤を通じて質問に答えるALS患者の高田泰洋さん(右)=16日午後、埼玉県庁

 全身の筋力が低下する難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う埼玉県吉川市の男性(43)が16日、県庁で記者会見し、文字盤に向けた視線を1文字ずつヘルパーに読み取ってもらう方法で意思表示しようとしていた際、同市職員から「時間稼ぎですか」と暴言を吐かれたとして、市に抗議したと明らかにした。

 男性は高田泰洋さん。弁護団によると、24時間態勢で介護サービスを受けられるよう市に申請している。12日、申請に関する調査で自宅を訪れた障がい福祉課の男性職員から「寝返りはできますか」と聞かれ、高田さんが文字盤を使って回答していると、職員は同席の弁護士に「時間稼ぎですか」と発言した。弁護士が抗議したが、その場で謝罪はなかった。

 高田さんは会見で「ただただ悔しい。許せない」と訴えた。藤岡毅弁護士は「コミュニケーション障害を抱える全ての人への侮蔑で、心理的な虐待だ」と指摘した。

 障がい福祉課の加藤利明課長は、発言は高田さんではなく同席の弁護士に向けたものだったと説明。「誤解を招く発言があったことは謝罪したい」とした。

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